うつ病の治療 #2

うつ病には休養が必要

うつ病の治療には休養が必要です。

 

それでは、うつ病に必要な休養とは、どんなものでしょうか。

「ふさぎ込んでいるから、旅行に連れていってやろう、好きな映画を見せに行こう、おいしいものを食べさせに外食に行こう。」とかは絶対にダメです。

 

うつ病の人はエネルギーが枯渇しているのです。何もしたくありません。

好きなことをするのもエネルギーがいるのです。ですから、好きなことでもしたくありません。

 

したくないことをさせられるのは、非常にストレスです。うつ病の人にストレスをかけてはいけません。ストレスは治療の大敵です。

 

★「うつ病の人を励ましてはいけない」★といいます。これは医学の常識で、精神科の医者でなくとも知っていなければなりません。

 

ただ、よく勘違いされるのが、叱咤激励するだけが「励まし」ではありません。

上記のように、よかれと思い、好きなことをさせようと後押しするのも「励まし」で、ストレスになります。ですから、してはいけないのです。

 

また、当然、叱咤激励も「励まし」ですから、絶対にしてはいけません。これに関しては、後ほど述べます。

 

では、うつ病の治療では、どうやって休養すればいいのでしょうか。

当たり前といわれるかもしれませんが、できるだけストレスを避けることです。

 

では、どうしたら最大限にストレスを避けられるのでしょうか。

それは、固定概念にとらわれず、したくないことはしないことです

 

うつ病の人はエネルギーが低下し、なにもしたくないのです。

※ 外出したくない

※ 人と会いたくない

※ 人と話したくない

※ 家族とも話したくない

※ 子供と遊ぶのもめんどう

となってしまうのです。

 

ですから、なにもしたくなければ、自分の部屋に閉じこもって、家族とも会わず、寝たい時に寝て、起きたい時に起きて、食べたい時に食べて、好きなようにさせておくのがいいのです。

 

「これじゃダメじゃないか」と思うかもしれませんが、これでいいのです。これが一番ストレスがかかりません。

固定概念に縛られてはいけません。

 

ただ、薬は必ず必要ですから、薬だけは飲んでもらいます。

 

こうしていれば治りが早いです。

なので、できれば、仕事は休んでもらったほうがいいです。いまどき、うつ病の人を休ませない会社はないと思います。一流企業ほど休ませてくれると思います。

 

ただ、休まなくても治ります。そのかわり、治りが遅くなります。

 

 

叱咤激励してはいけない

うつ病の人を叱咤激励してはいけません。

 

「おまえの気持ちが弱いから、うつなんかになってるんだ。」

「もっと気持ちを強くもて、そうすれば、うつなんか治るよ。」

いまどき、こんなことを言う人は少ないと思うかもしれませんが、けっこういます。

 

強い口調で威圧的に言うのは、もってのほかです。

最大のストレスとなります。

 

 

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日比谷ガーデンクリニック  日比谷・有楽町

 

 

次回は、うつ病の治療 #3について書きます。

 

興味のある方は、ご覧になってください。

よろしくお願いします。それでは。